
1月5日に皇后杯(男子で言うところの天皇杯)準決勝を観に栃木県にある「カンセキスタジアムとちぎ」に行ってきました。自分の住んでいる川崎市多摩区からだと新幹線を使わずに行けば2000円(グリーン車でプラス1000円)ちょっと、約3時間弱で栃木県の宇都宮駅に到着するので比較的便利だなと以前栃木SCの試合を観に行った時に感じていました。

応援しているセレッソ大阪堺レディースは昨年発足した女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」には参入せず、アマチュア一部リーグの「なでしこリーグ」に所属しています。
その際にセレッソレディースの主力選手がWEリーグ(と海外)に次々と移籍したため、去年のセレッソレディースはかなり苦戦してリーグ戦3位という結果でした。ただリーグ戦が進むにつれ、若い子たちの伸びしろといいますか日に日にたくましくなっていく姿を見せてくれ結果3位という成績は立派だなと感じていたのですが、その後に始まった皇后杯でもあれよあれよと勝ち進んでいき、12月25日にはWEリーグ10位のノジマステラ神奈川相模原を2-3、12月29日にはWEリーグ9位のアルビレックス新潟レディースを0-1で勝利しての準決勝進出です。相手はWEリーグ3位の浦和レッズレディース。
※WEリーグは9月~5月開催の秋春制なので暫定順位です。
ここまで次々とジャイアントキリング(大番狂わせ)をおこしてきたセレッソ大阪堺レディース。とはいえ元々2020年までは同じなでしこリーグ1部でしかも2020年は浦和レッズレディースに負けていません。(1勝1分け)当時のメンバーとはかなり変わりましたが今の勢いをもってすればもしかして・・・と思い宇都宮まで足を運んだのでした。

両チームのウォーミングアップが始まったのを寒空の中手をさすりながら見つつ、なんとなくスタジアム全体をぼんやりと眺めてました。今年開催される「いちご一会とちぎ国体」の開催地として建設された新しくきれいなスタジアム。栃木SCも2020年から使用し始め、昨年はカンセキスタジアム14試合、以前使用していた栃木クリーンスタジアムを9試合開催したようです。格段にアクセスは良くなったと思うのですが、その分グリーンスタジアムが球技専用スタジアムだったので臨場感に欠けるなと思っていました。
よく「なんでスタジアム建設する際に陸上トラック作らないといけないのか?」「陸連のせいで・・・」等の意見を散見します。ちょっと調べたのですが、話が長くなるのでそれはまたの機会に・・・

大阪からいらっしゃったサポーターの皆さん。横断幕には「桜なでしこの歴史に新たな1ページを」とすごくいいメッセージが!

防戦一方になるかと思いきや試合が始まると想像以上にセレッソ大阪堺レディースが悪くない・・・というかもちろん格上なので押されているものの一方的ではない・・・けれどディテールでミスがあるものの前半はやれているところがあったので惜しかったです。

後半は懸念していたスタミナ面で徐々にパワー不足に・・・一度PKを取られるもGK山下選手がナイスセーブで猛攻を凌いだものの77分に2度目のPK・・・万事休すといった感じでその後はなんとか耐え凌ぐも反撃できずに試合終了・・・

試合終了直後は悔しいというよりも昨年はじめに主力がたくさん抜けた中でよくぞここまで成長したというか追いついたというか、誇らしい気分になり選手が全員引き上げてくるまでずっと拍手してました。若いから伸びしろがあり経験することですごく成長するんだなと思う反面「歳だから・・・」とあきらめるのではなく、自分には何が出来るか、人生の折り返しを過ぎ今後自分が楽しく過ごしていけるように努力を続けていかなければと勇気づけられた試合でした。
男子のトップチームはもちろんのこと、地元を代表して戦ってくれている女子サッカーチームにも目を向けてくれるとただのスポーツ観戦で終わらず楽しめると思うのでオススメです(o^―^o)
ただこの日は寒かった・・・(笑)
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